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ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」

Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.154 )

日時: 2013/05/30 22:16
名前: Zhang Liao◆Aizen/C1HI <張遼>
URL: 文遠

小説読むの面倒な人へ

何故ゴブリン(巨人)と人類が戦うこの作品で、人間同士の能力バトルが繰り広げられてるか

対ゴブリン軍のチームポケガイ部隊に黒服の新人が入隊し、隊長であるセールに逆らう⇒セール、上官に対する反逆という軍法違反により黒服の男を処刑せんと黒服の男と闘いになる⇒今に至る

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.177 )

日時: 2013/05/31 15:47
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

基地中で稲妻がバチバチと音を立てて光る。二つの大きな魔力反応が消滅する。

「グ・・・・ガガガ・・・」

黒服の男の目から青い稲妻が消え、黒い瞳が戻り、雷神の衣も消える。

セールの方も目が赤から元に戻り、体中が感電している。

「そうか・・・俺は雷神の力を使って・・・」

男はおぼろげながらも精神世界での出来事を思い出す。

「ガハッ!」

男の口から真っ赤な液体が出る。セールとの戦いのダーメージによるものだ。頭がグラグラし、立っているのすら限界になるが気力で双戟を握りしめ、踏みとどまる。

「まだだ・・・俺はお前を・・・殺す・・・」

おぼつかない足取りでセールに近づこうと一歩、また一歩と足を前に出す。

「こっちの・・・セリフ・・・だ・・・軍におい・・・て・・・規律は・・・ぜっ・・たい」

セールも正気を取り戻し短剣に変形したままの左腕で男にとどめを刺さんと前へ歩を進める。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.178 )

日時: 2013/05/31 15:59
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「ウ・・・グォォォ・・・!」

腕に力が入らない。気力で握っている双戟をセールの胸に振り下ろす。

「ハァァァァ・・・!」

セールは男の心臓を狙い剣を突きだすが男はそれを気力で避けるが逸れて鳩尾を捉え、男の体は貫かれる。

「小僧・・・俺の・・・勝ちだ・・・」

セールは声にならない声で言う。

「それは・・・どうかな・・・」

男が振り下ろしていた双戟の内の一つがセールの胸を貫き、感電していた体内の機械をショートさせていた。

「馬鹿・・・な・・・」

セールは自らの体を見て呟く。

「俺の武が最強だ・・・」

そのセリフとは逆に男は最後の力を振り絞り刺さっていた剣を後ろに下がって引っこ抜き、その場で膝をつく。

「己・・・覚えて・・・い・・ろ・・・」

セールも膝をつく。

「俺の勝ちだ・・・ざまぁ・・・みやが・・・れ・・・」

ドサッと倒れる音がする。ほんの数秒、黒服の男の方が先だった。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.179 )

日時: 2013/05/31 16:07
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

激闘の末、倒れた二人を覆うかのような雷雨が発生する。黒服の男が発生させた雷雲によるものである。激しい光と音を発する雷がその日の天気予報を無意味なものへと塗り替える。

セールは機械の体全体をショートさせながら雨に打たれている。

黒服の男はセールに刺された深く大きな傷口から血の池を体の周りに作り、それが雨に流されていく。

戦いは 終わった。

現代で行われた一対一の戦いで最も激しく凄まじい戦い、それは人類の脅威となるゴブリンとではなく、人間同士のによる殺し合いであった。


「さっきからピカッっと光ったり、突然雷雨が起きたり、巨大な魔力反応を感じたりそれが消えたり・・・何があったんだろうな。」

グラウンドで罰走を命じられてランニング中のオルトロスと氷河期は向こうの闘技場方向を見ていた。

「ゴブリンでも現れたんじゃねぇか?」

オルトロスに応える氷河期。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.180 )

日時: 2013/05/31 16:13
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「それだったら俺達にも出撃命令が下るだろ。ところで今何周したっけか?」

「まだ20周だ・・・。あと80周・・・もう疲れたんだが・・・」

氷河期は指で数えながら言う。

「気が遠くなるな・・・もうやめにしないか?」

オルトロスが疲れて息切れする中声を絞り出す。

「そんなことしたら何されるか分かったもんじゃねぇ・・・」


一方基地の奥・・・

「魔力反応・・・消えましたね」

フクナガが光が止んだ方向を見ている。

「戦いが終わったのか・・・」

タコスが右手を握りしめ額に手をやる。

「セール大佐はどうなった!」

水素が二人が戦っていた方向に走り出す。

「俺達も行くぞ」

それにタコスや新人達が続く。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.181 )

日時: 2013/05/31 20:27
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「大佐!」

水素達は倒れて雨に打たれているセールと黒服の男を見つける。

「そんな馬鹿な・・・!こんな始めて入った新人がセール大佐を倒すなんて・・・!あの軍神の異名を持つセール大佐が・・・!」

「こりゃどういうことだ・・・二人とも倒れている・・・しかもかなり重症だぞ。」

タコスが惨状を見て言う。

「勝負は引き分けってことですかね。」

フクナガがそれに相槌を打つ。

「そんなことより早く担架だ!軍医の所に運ぶぞ!」

水素が無線機を取り出す。

「ちょっと待て、大佐の体は機械体だから重くて担架じゃ運べないぞ。搬送車を呼ぶんだ。・・・ところでこいつはどうすんだ?」

タコスが黒服の男を指差して言う。大きな傷口から大量の血を流して雨に血の池が流されている。

「上官、しかも部隊長に反抗的な態度を取った挙句に此処まで追い込んで戦闘不能にした軍法違反者・・・重罪人だぞ。今ここで処刑するか?」

タコスは懐から拳銃を取り出して安全装置を外し銃口を黒服の男に向ける。

「いや、待て。ここは保護しておいて上層部の沙汰を待つべきだ。搬送車を二台呼ぶ。」

水素の判断で搬送車が二台呼ばれることになった。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.184 )

日時: 2013/05/31 20:54
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「水素副隊長!怪我人は!?」

搬送車が到着し、医師が到着する。

「そこに倒れている二人だ。二人とも死にかけている。急いでくれ。正直黒服を助けるのは不本意だがな。」

水素が顔を二人の方に向けて言う。

「承知しました。」

医師はそう言うと車から搬送係が出てきてまず軽い(と言っても70kg越えの男だが)方の黒服の男を搬送車に収容した後、セールの機械体の重量は人間が持ち上げることは出来ないので搬送車に特別に搭載されてるクレーンで持ち上げ車に収容した。黒服の男の血で搬送係の服が赤く汚れている。

「頼んだぞ。黒服は死んでも特に困らんが大佐のことはくれぐれもな。」

「は!全力を尽くします。」

搬送係と医師は車に乗り込み、基地の医療施設へ向かって走り去った。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.185 )

日時: 2013/05/31 20:59
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「やれやれ、とりあえず収まったかな?しかしこの基地どうするんだろうねぇ。」

タコスが周りを見渡す。セールと黒服の男の戦いにより多くの施設が破壊されていた。

「幸い、無人施設ばかりだったから良かったものの、無人施設は殆ど残ってないな。有人施設を基地の中央から離れた外側に配置していたのが功を奏したな。」

水素は溜息をつく。

「だが超魔力の能力者の能力や超巨大ゴブリンのビームにも耐えられる設計だった筈・・・それを・・・」

「もしかしたらゴブリンも俺達人類の想像を越えているかもな。」

タコスは上を見上げる。

「あの二人が桁外れなんだろう。ゴブリンが・・・あまり考えたくないな。」

水素の顔つきが虚しいものに変わる。

「とにかく、新人達どうする?副隊長殿。」

副隊長殿の部分だけ強調するタコス。

「とりあえず会議室に集める。あそこは位置的に破壊されては居ない筈だ。罰走させられている二人も回収しなきゃな。」

水素は無線を取り出すとオルトロスの無線に繋ぐ。

「オルトロスだな。」

「はぁ・・・はぁ・・・。水素副隊長ですか。どうしました?」

オルトロスからは罰走の疲れからくる息切れが聞こえてくる。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.186 )

日時: 2013/05/31 21:05
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「異常事態だ。直ちにランニングを中断して会議室に集合だ。氷河期も一緒にな。」

「やった!走るのやめていいんすか!?・・・あっ、いや失礼。何かあったんですか?」

オルトロスはキツい走りをやめていいということで舞い上がりそうなのを慌てて止めた。

「それは後で話す。なるべく急げよ。」

「了解。おい氷河期やったぞ罰走終えていいってよ!」

「おおやったぜ!」

「・・・まだ通信切ってないんだが。」

オルトロスと氷河期の喜びようは水素にダダ漏れした。

「え、あ、いや、あの・・・」

「いいからさっさと来い。切るぞ。」

無線を切ると水素とタコスは新人達を引き連れてその場を後にした。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.187 )

日時: 2013/05/31 21:17
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

ーーーー会議室ーーーー

戦闘で負傷した黒服の男とセールを除く第20部隊の全ての能力者が集結していた。

「で、何があったんです?」

オルトロスは100周走らずに済んだということで喜んでいる。

「実はついさっき、この第20部隊の隊長であるセール大佐と黒服の新人男が交戦に及んだ。」

水素が一番前の、机があるステージ上の場所に立って説明を始める。

「黒服?あぁあの一人だけ軍服着ないで舐めた態度取ってた生意気な奴ですか。」

オルは手をポンと叩く。

「ああいう態度がなってない奴にはね、カツアゲが一番っすよ。目上の者に対する礼儀ってのをシめて教えてやんないと駄目っすよ。」

オルトロスは続ける。

「は−・・・。カツアゲはともかくその服装と態度を大佐が咎めたところ男は反抗的な態度を示し従わなかったので大佐は男に罰走を命じるが拒否、その後軍法違反で銃殺刑にしようとしたところを男は逆上、交戦に及んだ後、両者とも戦闘不能状態に陥り医療施設に緊急搬送された。」

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.188 )

日時: 2013/05/31 21:25
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

水素はオルの思考に呆れて溜息をつきながら説明した。

「え?だってここの隊長って全軍人でもナンバーワンの実力を持つ軍神と呼ばれる豪傑でしょう?何で俺達と同時期に入る新人が大佐と戦って引き分けに持ち込めるんですか?」

オルは考えなしに質問する。

「そんなのこっちが聞きたいよ。軍神と呼ばれるあの大佐が何であんな新人に・・・。そういえばまだ名前も身元も把握してないな。」

水素が頭を抱える。

「奴の情報は追々分かることだろう。しかし部隊長が意識不明の重体となると・・・この状況でもしゴブリンが出たらまずいな。指揮的にも戦力的にも。」

「しっかりしろよ。お前は副隊長だぞ。お前がそんなんでどうする?大佐もお前に期待していた。俺も補佐するからよ。」

タコスが横から水素の肩に手を置き励ます。

「それもそうだな。無いもの強請りをしても仕方ない。」

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.189 )

日時: 2013/05/31 21:39
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「改めて自己紹介をしてもらう。まずは俺から、ここの第20部隊の副隊長、水素だ。階級は中佐だ。セール大佐が居ない間は俺が隊長の代わりを務めることになる。」

水素が毅然とした態度に変わる。さっきまで頭を抱えていたのが一変、新人達を見つめて自己紹介を終える。

「副隊長補佐のタコス、階級は大尉。」

横に居たタコスが短く自己紹介する。

「新人のオルトロス兵長であります!趣味は小中学生からのカツアゲです!宜しくお願いします!」

言ってることは幼稚だがビシッと敬礼を決める。

「同じく、氷河期。鳥取出身であります。」(成程、さっきの強力な魔力反応と雷はそういうことか。ということは電気系統の能力だな。)

柳葉刀を携えた氷河期も敬礼しながら言う。

「フクナガ兵長です。神奈川県出身です。この槍は日本号と言いましてですね、かの黒田官兵衛の家臣である・・・」

「もういい、次」

フクナガの愛槍自慢を遮る水素。フクナガは残念そうな表情をしている。

Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.191 )

日時: 2013/05/31 23:24
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「北条と言う者です。階級は皆と同じく兵長。大阪から来ました。得物はこの鎌です。命を刈り取る形をしているでしょう?」(あの黒服、チラッと顔見たが・・・あの人派手にやったようだな。後で見舞いにでも行ってやろう。正体は・・・まだ水素には話さない方がいいかな。)

「Wあです。宜しくお願いします。」(あの黒服・・・やっぱり以前会ったあの人だよな・・・。)

「赤牡丹。以下省略。」(黒服って絶対あの人だよなぁ・・・。まあ言わないでおくか。どうせバレるだろうけど。)

全員の自己紹介が終わった。しかし水素はこのメンバーの顔触れに違和感を覚える。

(こいつら、半分があいつの・・・まさかな・・・。)

「考え過ぎか。」

水素がボソッと呟く。

「ん?どうしたんだ?」

隣に居るタコスが水素を気遣う。

「いや、何でもない。これで顔合わせは終わりだ。各自部屋を手配したのでそこで寝起きするように。基地に来る前に配布した基地内の地図で確認すべし。それでは解散。」

この6人の能力者が加わり戦闘兵だけで数えれば総勢110人の新たな第20部隊がスタートすることになった。 黒服は・・・保留とする。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.193 )

日時: 2013/05/31 23:33
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「しかし、広い基地だな。迷ってしまう。」

会議室で解散した新人達は各々自分の部屋に向かっていた。この新人の一人である氷河期は道に迷っていた。

「早く部屋についてる筈の荷物まとまてちゃっちゃと医療機関に行きたいんだがどうしたもんか・・・」

氷河期がキョキョロしていると後ろからツカツカと足音が聞こえてくる。

「よぉ。氷河期だな?俺は北条。ポケガイではアンタと殆ど交流は無かったが・・・」

足音の主は北条だった。

「ここでは何だし俺の部屋で話そう。ちょっと話したいことがあるからな。」

北条が地図を見ながらまた歩き始める。

「お、おう。」(多分こいつ、俺と同じことを考えてる・・・)

氷河期はこのまま迷っていても仕方ないと思い、北条にホイホイ着いていくことにした。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.195 )

日時: 2013/05/31 23:39
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

ーーーーー北条の部屋ーーーーー

「さて、アンタに話したいことってのは・・・」

北条が話を切り出す。

「黒服のことだろ?」

氷河期は分かっていたとばかりに返事を返す。

「あの黒服、俺達は絶対見覚えがある筈だ。」

北条がポケットからスマートフォンを取り出す。北条はスマホでポケガイを開く。

「最近、あの人が書き込んだ形跡は残っていないと・・・」

指でタッチしながら何かを探る。

「8割がた確定か。どうする?見舞いでも行くか?」

氷河期が提案する。

「行っても目を覚まさないしあの状態じゃ今生きてるかどうかすら怪しいがとりあえず言ってみるか。」

氷河期と北条は部屋を出て離れている医療機関を目指し始めた。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.196 )

日時: 2013/06/01 13:46
名前: Zhang Liao◆Aizen/C1HI <張遼>
URL: 文遠

本作品を読む時は二次元で脳内再生して下さい
>>171は取り消し
でも今までの書き方だと三次元なんだよなあ…
まあ脳内再生の次元は読者に任せるわ

二次元で脳内再生する時の各人物の声は

水素 CV梶裕貴
セール CV堀秀行
黒服の男 CV諏訪部順一
オルトロス CV岡本信彦
氷河期 CV下野紘
赤牡丹 CV関智一
タコス CV 神谷浩史
フクナガ CV 緑川光
Wあ CV遊佐浩二
北条 CV日野聡

このキャストで再生してくれ
俺の好みの声優だけ選んだんじゃなくて、本人の好きな声優とか、俺がこの人の声ならイメージに合うかもなとか、独断と偏見でチョイスした

異論は受け付ける

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.200 )

日時: 2013/06/01 14:05
名前: Zhang Liao◆Aizen/C1HI <張遼>
URL: 文遠

「お前ら、何処行くんだ?」

北条と氷河期が歩いていると赤牡丹が後ろから声をかけてきた。

すると氷河期と北条はヒソヒソと話し始める。

(おい、どうする?)
(赤牡丹は信用出来るだろ。何しろ…から絶大な信頼を寄せられている。)
(なら話しても良さそうだな。)
(ああ…)

「何ヒソヒソしてんだ?俺の顔になんかついてるか?」

「いや、違うんだよ。これから俺達黒服の見舞いにでもと思っててな。これ、見舞いの品」

氷河期は少し慌てた様子でスーツケース状のバッグから見舞いの品であるコーラ1ダース分を赤牡丹に見せる。

「見舞い品にコーラかよ…。それにあの黒服が本当にあの人ならコーラは尚更駄目だな。」

それを見た赤牡丹が呆れる。

「え、何で?」

「あの人、炭酸飲めないんだよ。前にSkypeで何度も話してたぞ。」

「マジで?」

「マジで。」

「…………。」

その場の空気が凍りついた。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.201 )

日時: 2013/06/01 14:13
名前: Zhang Liao◆Aizen/C1HI <張遼>
URL: 文遠

一方、司令室。

ガチャッとドアが開かれる音がする。

「水素」

入ってきたのはタコスである。

「どうだ?」

水素が椅子に座り、机に頬杖をついている。

「まず、セール大佐の件だが、医療機関から整備室に移され治療、何とか一命は取り留めたものの、暫く目を覚まさず戦闘も不可能だそうだ。」

「戦力の大幅ダウンは痛いがまずは一安心だな。」

「続いて、黒服の男の件、上層部から手紙と資料が届いた。特に手紙には必ず目を通すように、とのことだ。」

「うむ、拝見しよう。」

タコスが水素に資料と手紙を手渡す。水素は資料手紙の封を破りまず資料から目を通す。

「何だこれは…」

水素が眉を狭める。

「どうかしたのか。」

タコスが水素の隣まで近付き資料を見る。

「あぁ、こりゃ厄介だな。」

黒服の男について書かれているが明かされているのは名前、年齢だけであった。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.204 )

日時: 2013/06/01 22:17
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

手紙に書いてあった内容は要約するとこうである。

黒服の男のことで重要な話があるので明日午後に対ゴブリン軍本部まで出頭するように。

とのことである。送り主の名は藤原と書かれていた。

「話って今更なんだ。こんだけ隠しておいて。」

タコスが手紙を睨む。

「だがこれで黒服の名前が分かったな。あの有名コテハンだったとは・・・」


一方医療機関

「黒服の男を探してるんだが」

氷河期が廊下を移動してる看護師に尋ねる。

「あぁ、あの患者さんならちょうど手術を終えて病室でお休みになっております。」

「どの病室だ?」

「205号室です。」

「分かった。ありがとう。」

氷河期、赤牡丹、北条の三人は黒服の男を見舞う為に教えられた病室へ移動していた。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.205 )

日時: 2013/06/01 22:24
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「面会謝絶ではないようだが・・・」

氷河期一行は病室の前に到着する。

「とにかく入ってみるか。」

赤牡丹が病室のドアを開ける。すると意識を失っている黒服の男がチューブをつけられて眠っていた。

「流石にまだ起きられないか。しかし良くあの状態から生還したな。死ぬかと思ったが。」

北条が冷淡に言う。

「生命力も化け物じみてるな。最も大佐曰く筋力や体力は低いらしいが。」

「あんだけ化け物じみた魔力とあの状態から生還する生命力で充分を遥かに通り越す程補ってるだろ。さて、この病室の冷蔵庫は?」

氷河期がケースを開けてコーラを取り出す。

「持ってきてたのかよ・・・」

赤牡丹が呆れる。

「いや、勿体ないし。」

「この人コーラなんて飲まないぞ。」

「こんな美味いもの飲まないなんて人生損してるから飲めるようにしてやるのさ。」

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.206 )

日時: 2013/06/01 22:30
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

氷河期が病室にある冷蔵庫にコーラ1ダース分をしまう。

「この人と言えば、ホントにこの人はあの人なのか?」

氷河期が問題の原点を確認する。

「近づいて顔を良く見てみようぜ。」

赤牡丹が男の顔をマジマジと見つめる。

「多分、間違いないな。この人はあの人だ。」

「うーん、確かに。多分ホントにあの人だね。」

氷河期がコーラ一本を持ってキャップを開く。

「厨二病だからあんなに魔力高かったのか?って、氷河期お前何してんだ?」

北条が氷河期の様子を見て言う。

「コーラ飲ませたら起きるかなと思って。」

「馬鹿、やめとけ。器官に詰まったりして逆効果だ。殺す気か。」

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.208 )

日時: 2013/06/02 02:50
名前: Zhang Liao◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「確かにそうだな。このコーラ、冷蔵庫に入れとくよ。」

氷河期が冷蔵庫を開ける。

「あ、これも閉まっといてくれ。」

赤牡丹が自分のバッグからガリガリ君を30個くらい取り出す。全種類の味が揃っている。

「俺からもだ。丁度荷物の中にあったんでな。」

北条が自分の荷物から大きなメロンを取り出す。

それらを全て冷蔵庫に収容するとスペースの大半を占拠してしまっていた。

「・・・甘い物ばかりだな。まあいいや、顔も確認出来たし帰ろう。」

三人が病室を出ようとした時である。基地内に放送が入る。

「基地内の全ての能力者及び戦闘兵に告ぐ。小田原市にてゴブリン出現!能力者諸君は直ちに出撃準備を済ませ会議室に集合せよ!」

水素の声である。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.212 )

日時: 2013/06/01 22:50
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「来たか・・・!一年ぶりに出てきやがったな!」

北条が最初に駆けだす。

「しかし配属初日に一年ぶりにゴブリンが出るとは・・・疲れたから少し休みたいんだがな。」

赤牡丹が不満を漏らす。

三人は各々の部屋に戻り武器を装備し会議室に到着した。

「揃ったか。お前達が最後だ。何処へ行っていた?」

水素が三人を睨む。

「え、いや、その・・・」

氷河期が口ごもる。

「まぁいい、次からは迅速に行動するように。さて、状況の説明をする。」

水素が立っているステージの後ろから巨大モニターが降下する。モニターが作動し、地図が表示される。

「出現したゴブリンは15m級が5体だ。現在神奈川県の小田原市に出現し破壊と殺戮を繰り返している。」

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.214 )

日時: 2013/06/01 23:00
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

モニターの地図から映像に切り替わる。緑色の体をした巨人が暴れまわり、人を食いまくっているのか、皆口元が赤い。街が次々と破壊されていくのが分かる。

「去年現れたゴブリンの肌は普通の肌色だったが・・・一年で生態が変化し文字通りゴブリンになったようだな。この第20部隊は関東地方の要。何としてもゴブリンを駆逐するぞ。」

水素が状況説明を終える。

「出撃メンバーを発表する。水素と氷河期、北条、赤牡丹、オルトロス、それに魔力保有者の戦闘兵20人だ。他は待機し基地を守備する。」

タコスが出撃メンバーを発表するとモニターが閉じられる。

「着任早々、一年ぶりにゴブリンが出現して肉体的にも精神的にも疲れてるだろうがこれは人類を、我々の土地を守る戦いだ。心してかかるように。10分後に我々を現地まで運ぶ軍用機が基地の飛行場から出る。それに乗って小田原まで行く。それでは解散!」

水素が指揮棒を手でパチンと叩くと出撃メンバー達は飛行場へ向けて移動を始めた。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.217 )

日時: 2013/06/02 02:37
名前: Zhang Liao◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

総勢20人の戦闘兵と5人の能力者が飛行場に集結した。

流石基地の飛行場で、果てが見えない程広い作りになっている。既にエンジン音を発している軍用機が5台、これに乗り込み小田原へ移動する。

「全員集まったな。これよりゴブリンの襲撃を受けている小田原市へ移動を開始する。総員、指定された機体に迅速に搭乗せよ!」

軍用機の入り口の扉が開く。各々が決められた機体に搭乗する。

「全員搭乗完了した。出せ。」

「はっ!これより離陸します!」

水素が無線機を持ってパイロットと連絡を取り合う。
水素の命令で各軍用機は発進し離陸を始める。

水素の乗っている機体には4人の魔力保有者の戦闘兵と氷河期が乗っていた。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.218 )

日時: 2013/06/02 02:36
名前: Zhang Liao◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「氷河期兵長、始めての戦闘を前にして怖気ついたか?」

水素が氷河期の隣に座る。

「いえ、早く自分の力を使って戦いたいとウズウズしておりました。俺もあの二人に先を越されてしまいましたが早く自分の力を発揮したいです。」

氷河期は愛用の柳葉刀を見つめながら答える。

「セール大佐と黒服の男か。あの二人はお互いに人間同士で殺し合ってたな。そしてお互い倒れ、この重要な時に出撃不能・・・。軍令に違反した部下を咎めたセール大佐はともかく、黒服の男はいくら強いといっても褒められたものじゃないぞ。我々は対ゴブリン軍だ。そこをはき違えるなよ。」

水素が氷河期の発言を咎める。

「申し訳ありません。失言でした。ですが男ならあのような強さに魅かれるものです。」

氷河期は鞘に収まっている柳葉刀を杖代わりに縦向きに床につけて頬杖をつく。

「まあ、男としてその心構えは悪くない。・・・そろそろ着くぞ。心の準備はいいか?」

「ええ。いつでも。」

「まもなく小田原市上空に出ます!」

パイロットの声が無線を通して水素に伝わる。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.219 )

日時: 2013/06/02 00:52
名前: Zhang Liao◆Aizen/C1HI

・赤牡丹(隠密)の能力

分身を作り出せる。
一定時間透明化出来る。
3秒先の未来を予知出来る。
対象の脳や臓器の模型を作り出し、それを壊すことで対象とリンクさせダメージを与える。但しこの能力は相手が自分より高い魔力を持っていると無効になる。この能力は一度に大量の魔力を消費する。得物は忍者刀、手裏剣、クナイ、起爆札など。

【魔力】C
【筋力】D
【敏捷】S
【耐久】E

ステータスは低めだが、まあ能力自体はかなり優遇した。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.223 )

日時: 2013/06/02 01:20
名前: Zhang Liao◆Aizen/C1HI <張遼>
URL: 文遠

関東エリアのボス枠で出すか

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.225 )

日時: 2013/06/02 02:08
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <BLEACH>
URL: 憧れは 理解から最も遠い感情だよ

・氷河期の能力

得物は柳葉刀。
氷属性の能力を持つ。良く使う技は氷柱や氷塊を空から降らせる「アイシクルレイン」。
「血染めの桜吹雪」対象を斬り裂きその血を冷気を乗せて飛ばし吹き荒れさせる。血は目くらましの効力がある。
「冷撃砲」冷気を集中させたレーザーを放つ。
「エターナルフォースブリザード」魔力消費量が大きい。辺り一面に氷点下最低温度の冷気を放つ。
「氷河期一閃」柳葉刀を用いる。冷気を込めた刀で対象を一閃する。

満月の夜限定で狼化出来る。身体能力が大幅に上昇し、使える技も変わる。
「タイラントスクラッチ」対象を体術により様々な方向から連打攻撃する。
「ハウリングブラスト」魔力力場を作り出しそこから大爆発を起こす。
「狼王の爪」対象の体内に深く爪を入れ、魂を徐々に削る。

【魔力】B+
【筋力】C+
【敏捷】B+
【耐久】C+

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.226 )

日時: 2013/06/02 02:06
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <BLEACH>
URL: 憧れは 理解から最も遠い感情だよ

・オルトロスの能力

得物は掌から発生させる光剣と光弓。
相手を殺す度に戦闘能力が上昇していく。但し上限がある。一度戦闘を止めると元に戻る。
遠距離攻撃として光の弓から光の矢を放つことが出来る。一度に何発も発射することが可能。

【魔力】D+
【筋力】E+
【敏捷】C
【耐久】E+

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.227 )

日時: 2013/06/02 01:52
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <BLEACH>
URL: 憧れは 理解から最も遠い感情だよ

・北条の能力

得物は鎌。
風属性の能力を持つ。
「真空波」鎌を振るって放つ風の斬撃。黒服の男のよりも強力。
「ハリケーン」巨大な竜巻を発生させる。
「暴風」巨大な暴風を発生させる。

【魔力】B
【筋力】B
【敏捷】B
【耐久】B

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.229 )

日時: 2013/06/02 01:56
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

【本作品の世界の設定など】

>>2 >>28

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.231 )

日時: 2013/06/02 01:58
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

【ゴブリンの設定】
>>22

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.232 )

日時: 2013/06/02 02:06
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

【各能力者の設定】
水素>>23  黒服の男>>24  セール>>37  赤牡丹>>219  氷河期>>225  オルトロス>>226  北条>>227

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.237 )

日時: 2013/06/02 02:27
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「降下用のワイヤーを下ろせ」

水素の指示で軍用機を出て空から降下する為のワイヤーを全ての軍用機から投下させる。

「神奈川県小田原市、ゴブリンの存在を確認!総員、機体から降り降下し、戦闘を開始せよ。目標、小田原市に居るゴブリン全員の討伐!」

水素が無線で全ての戦闘兵に命じると5機の軍用機からワイヤーが投下され、能力者を始めとする戦闘兵全員がゴブリンに向かって降下する。

「ゴブリンは5体!ゴブリン1体につき1人の能力者と4人の兵で向かうべし!」

水素から追って指示をされる部隊は指示通りにチームを作り、それぞれで固まりながら目標地点への着地をパラシュートを使って始める。

ゴブリンの近くで全員が着地を終え、戦闘に臨む。

そう、これがこの日本で最初に行われる正式に編成された対ゴブリン軍部隊とゴブリンの衝突である。

ーーーー水素隊ーーーー

水素隊から魔力反応を感じた15メートル級のゴブリン一体がこちらに大きな歩幅で近づいてくる。

戦闘兵、目標をB地点まで誘導せよ。

水素の指示で戦闘兵達はゴブリンを予め伝えられていた位置まで誘導する為に作戦を開始する。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.240 )

日時: 2013/06/02 14:49
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「水素中佐!小田原市住民の避難が無事終了しました!」

無線で軍用機のパイロットが伝える。横須賀基地のオレレータールームでコンピューターの映像を見ながらオペレーターがパイロットに報告しているのである。

「住民の避難場所は?」

水素が戦闘兵がゴブリンから距離を取っている間に自らも目的地までさがっていく。

「各地下シェルターの内部、もしくは小田原城跡地・・・」

「そうか分かった。」

水素は無線を切る。地下シェルターとは、一年前のゴブリンの九州地方襲撃により震撼した日本はゴブリンが出現した時の為の避難場所を地下に作り、シェルターで封鎖出来るようにしてある施設をいくつか作っていた。

戦闘兵がこちらを追ってくるゴブリンに発砲しながら引きつけているが、銃撃そのものはゴブリンに大したダメージを与えられていない。15m級ともなると体の強度も高くなりパワーも上昇している。ゴブリンは痒くなっているのか、撃たれたところを掻いてるだけで攻撃はしてこない。

「目標のB地点まで100m!」

戦闘兵が水素に現状を伝える。

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Re: ポケガイ小説版「進撃のゴブリン」( No.253 )

日時: 2013/06/02 15:02
名前: 藍染惣右介◆Aizen/C1HI <元護廷十三隊五番隊隊長>
URL: 一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

「ゴブリン一体、まもなく目標地点に到達します!」

「よし、水素隊総員、その場より退避せよ。」

水素の指示でゴブリンの誘導をしていた兵達がその場から退却する。

「これでチェックメイトだ。」

水素が狙っていたもの・・・それは・・・

ゴブリンが目標地点に到達すると、そこに仕掛けられていたトラップが作動する。ゴブリンの巨体を弱い電流が駆け巡る。ゴブリンは悲鳴を上げながら罠を脱しようと暴れるが無駄な足掻きである。

「対ゴブリン用麻痺トラップだ。後は動けなくなった得物を屠るのみ。総員、攻撃開始!」

水素の合図で大砲が3門ほど軍用機から運びこまれ、それを使って攻撃を始めた。

ドーンという音を立てて大砲が発射され、ゴブリンの顔面に炸裂弾が命中する。

「効果のほどは・・・」

水素が双眼鏡でゴブリンの様子を見る。ゴブリンは悲鳴を上げているが外傷は全く無い。

「これは駄目か。空からの爆撃に入れ。」

水素が無線でパイロットに通信を入れ命じる。パイロットは指示を受けて軍用機をゴブリンの上空まで到達させ、爆撃を行う。

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続く